放射性物質及び緊急の対応を要する有害有機物質の固相系における動態と対策新技術に関する研究拠点

放射性物質 残留性有機汚染物質 セシウム POPs 土壌 汚泥 廃棄物 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 大阪産業大学

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研究目的

    本研究グループでは従来、残留性有機汚染物質(POPs)や重金属除去に関する研究を学外研究者とともに行ってきました。そのような有害物質について培ってきた知見を集積し、東日本大震災と原子力発電所事故に伴うセシウム(Cs)等の放射性物質やPOPsの汚染状況を把握した上で、最終の集積物になる固相系(土壌、上・下水汚泥、底泥など)に含まれるそれらの新処理技術を開発するのが本研究の目的です。Cs等を含有する固相については、それらの物質の抽出及び効率的な濃縮方法を確立し、排水中に排出されたCs等を難溶性フェロシアン化物(フェロシアン化ニッケル等)を用いて共沈除去する新処理法を開発、実用化を目指しています。またPOPsについては、「熱脱着法-電導性多孔質セラミックスを用いる高温加熱水蒸気分解」の新処理法を開発し、実処理に供していこうと思います。これらの処理技術の確立は、未来にわたる国民の安全と安心のための緊急の課題であり、英知を集めて早期に対応する必要があります

研究分野

研究分野は以下のとおりです。

(1) 土壌や汚泥、底泥などの固相系におけるセシウム等放射性物質の汚染挙動の解明
(2) 上記固体系物質からの放射性物質の洗浄、抽出、濃縮法の開発と実処理、
処理による リスク低減効果の評価
(3) (2)の処理に伴う排水中の放射性物質の新処理技術開発と実処理
(4) 地震や津波により流出した可能性のあるPOPs(ダイオキシン類、PCB,有機フッ素化合物等の
残留性有機化合物)による土壌や汚泥、底質などの汚染実態の把握
(5) POPsを含む土壌や汚泥、底泥の新処理技術(副生成物の挙動解明を含む)の開発と実処理


東日本では、放射性物質を含む大量の廃棄物・汚染土壌・指定廃棄物が発生し、その処理が課題でとなっています。また、従来から対応が急がれているPOPs(ダイオキシン類、PCBやPOPs条約で新たな規制物質になった有機フッ素化合物などの残留性有機化合物)についても、津波により汚染地や環境施設、工場等からの流出がおこっている可能性が高く、その実態解明・対策共に十分とは言えません。そのため、本研究では緊急に対応する必要がある上記無機及び有機物質を対象として新処理技術開発を行い、参画企業との共同研究により放射性Cs(セシウム)やSr(ストロンチウム)等の除去技術を確立することを目的としています。

大阪産業大学   大阪産業大学 新産業研究開発センター

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